ABOUT
“それはきらめき、喜び、誘い、魅了し、素晴らしいものです。”
- Neue Zürcher Zeitung (2021)
“オーケストラは一つの輝かしい瞬間を体験しました。ゲスト指揮者は最大限のパフォーマンスを引き出しました...バルケは印象的な揺らぎや引き締まったドラマを同じく楽しんでいました。音色はダイナミックで明確に段階的に調整され、大きな盛り上がりが生まれ、色彩が美しく輝くことができました。”
- OPERNGLAS (2017)
“音楽的な鳥肌が立ちます!”
- Deutschlandradio (2015)
“ミヒャエル・バルケは、この作品を完全にコントロールしているだけでなく、それを一体化された形で実現しています。緊迫感があり、正確で、よく考えられた演奏です。バルケの無慈悲で現代的かつ官能的な解釈による「エレクトラ」の音楽は、まさに麻薬のような魅力を持っています。私たちはこの麻薬に容赦なくさらされています。それはまるで酩酊状態のようです。オーケストラと指揮者による非常に印象的な演奏です。”
- MDR Figaro (2015)
ミヒャエル·バルケ (指揮)
Michael Balke
ドイツ出身。2022年ミュンヘンのゲルトナープラッツ州立歌劇場へのデビューを機に、23年より同歌劇場の首席客演指揮者に就任。
シンフォニック、オペラ共に非常に幅広いレパートリーを誇る指揮者で、ヴェローナのフィラルモニコ劇場(「サロメ」)、デンマーク王立歌劇場コペンハーゲン(「ラ·ボエーム」)、東京芸術劇場、金沢、大阪を含む数々の日本ツアー(「メリー·ウィドウ」、「蝶々夫人」)、ドレスデン国立歌劇場ゼンパー·オーパー(「魔笛」)、ソフィア国立歌劇場(「ドン·カルロ」)、ナンシーのロレーヌ国立歌劇場(「スペインの時」、「ジャンニ·スキッキ」)、ザンクト·ガレン劇場(「こうもり」、「トスカ」、「ファウスト」、「トロヴァトーレ」、「ノルマ」)等世界中の劇場から招かれている他、ロイヤル·ストックホルム·フィルハーモニー管弦楽団、コペンハーゲン·フィルハーモニー管弦楽団、アレーナ·ディ·ヴェローナ管弦楽団、ハーグ·レジデンティ管弦楽団、デトロイト交響楽団、MDRライプツィヒ放送交響楽団、ハンブルク交響楽団、ミュンヘン放送管弦楽団、ミュンヘン交響楽団、ラトビア国立交響楽団、台湾フィルハーモニック、読売日本交響楽団、オーケストラ·アンサンブル金沢、大阪フィルハーモニー交響楽団等著名な楽壇、ルドヴィック·テジエ、ローレンス·ブラウンリー、ファン·ディエゴ·フローレス、マリーナ·レベカ、五嶋みどり、ジャン=イヴ·ティボーデ等著名なアーティストとの共演も数多い。欧州有数のコンサートホール、アムステルダムのコンセルトヘボウ、KKLルツェルン、フランクフルトのアルテ·オーパー、ハンブルクのエルプフィルハーモニーへも登場している。
シンシナティ大学音楽院にて指揮法をクリストファー·ツィンマーマン、ピアノをメナヘム·プレスラー、ジェームズ·トッコに師事、室内楽をラサール弦楽四重奏団、東京クワルテットと学び、首席で卒業。トッコにはリューベック国立音楽大学でも学ぶ。2011年から16年までマグデブルク劇場第1カペルマイスターを経て副総合音楽監督を務め、リヒャルト·シュトラウス「薔薇の騎士」「エレクトラ」の新演出をはじめ、モーツァルト、ロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディ、ストラヴィンスキー、コルンゴルト等幅広いオペラ作品、オーケストラ作品を数多く指揮。2018年から21年はスイスのザンクト·ガレン劇場の首席客演指揮者を務めた。
フランツ·シュレーカーの「烙印を押された人々」やフランツ·シュミットの「ノートルダム」等ドイツ·ロマン派の滅多に演奏されない作品も頻繁に手掛けており、2024年にはプーランクの「人間の声」でアン·デア·ウィーン劇場へデビューする。
2022年、ウクライナの都市ブチャで破壊された音楽学校の再建と現地の文化活動を支援するため、ドイツのヨアヒム·ガウク元大統領の後援を経て、ウクライナの難民がミュンヘンの主要なオーケストラ奏者と共演する「明日のためのコンサート」を企画し、ミュンヘンのイザールフィルハーモニーにて公演する等、ミヒャエル·バルケは社会的な活動にも積極的である。
マリーナ·レベカ、チャールズ·カストロノヴォ、ゲオルゲ·ペテアン等を配役にプリマ·クラシックよりリリースした「椿姫」全曲が絶賛を博し、2020年、ミヒャエル·バルケはドイツのクラシック音楽界で最も権威のあるオーパス·クラシック賞の「コンダクター·オブ·ジ·イヤー」及び「エマージング·アーティスト·オブ·ジ·イヤー」にダブルノミネートされた。国際的な評価の高い、ドイツを代表する指揮者の一人。